都市ガスとプロパンガス、どっちがいいの?設備から見るお部屋の選び方!【一人暮らし】


不動産管理会社に勤める維乃です。絶賛お引っ越しシーズンですね!うちの会社は賃貸の仲介部門も活発で、ただ今繁忙期まっ盛りです!

一人暮らしの賃貸物件を探すとき、「都市ガスとプロパンガスのどちらがいいの?」と疑問に思う人も多いでしょう。どちらを選ぶかで毎月のガス代が大きく変わるため、慎重に選ぶ必要があります。

本記事では、都市ガスとプロパンガスの違いや、それぞれのメリット・デメリット、どちらを選ぶべきかについて詳しく解説していきます!

都市ガスとプロパンガスの違い

「そもそも2つはどういう違いがあるの?」私も調べるまでは中身の違いすら知りませんでした。以下に簡単にまとめます!


★ 都市ガスとは?

都市ガスは、地下のガス管を通じて供給されるガスで、メタンを主成分とする天然ガスを使用しています。主に都市部に普及しており、ガス代が比較的安いのが特徴です。

★ プロパンガスとは?

プロパンガス(LPガス)は、ガスボンベに充填された液化石油ガスを使用するタイプのガスです。都市ガスと異なり、建物ごとに供給されるため、郊外や地方の物件で多く採用されています。


都心でお部屋を探す場合は、一般的には都市ガスの方が人気です。

プロパンガスは建物への設置費用が都市ガスに比べ安いので、都市部でも導入している物件はあります。

都市ガスとプロパンガス、メリット・デメリット!

都市ガス

✅ メリット!

  • ガス代が安い:1㎥あたりの料金がプロパンガスの約1/2~1/3と低コスト。
  • 供給が安定している:地下のガス管を通じて供給されるため、ボンベ交換が不要。
  • 都市部での普及率が高い:東京都内ではほとんどの賃貸物件が都市ガスを採用。

❌ デメリット…

  • 都市部でしか利用できない:ガス管がない地域では利用できない。
  • 災害時の復旧が遅い:地震などでガス管が損傷すると復旧に時間がかかることがある。

プロパンガスのメリット

✅ メリット!

  • どこでも利用できる:ガス管が不要なため、地方や郊外の物件でも設置可能。
  • 火力が強い:都市ガスより発熱量が高く、料理に適している。
  • 災害時の復旧が早い:ボンベ交換ですぐに利用再開できる。

❌ デメリット…

  • ガス代が高い:1㎥あたりの料金が都市ガスの約1.5~3倍。
  • 業者によって料金が異なる:物件ごとに契約する業者が異なり、料金の比較が難しい。
  • 入居者の負担が大きい:賃貸では大家が契約することが多く、割高な料金設定になりやすい。

気になる利用料金を以下で詳しく比較します!

都市ガス vs プロパンガスのガス代比較(目安)

ガス代は 「基本料金」+「使用量に応じた単価」 で決まります!
東京の平均的なガス使用量(月10㎥~20㎥)で、実際にいくらくらい差が出るのか計算してみましょう。


1㎥(立方メートル)あたりの料金(東京の平均)

項目都市ガス(東京ガス)プロパンガス(平均)
基本料金約750円約1,800円
単価(1㎥あたり)約180円約500円

💰 1か月のガス代(使用量別)

使用量都市ガスプロパンガス差額
10㎥(1人暮らし)約2,550円約6,800円+4,250円
15㎥(2人暮らし)約3,450円約9,300円+5,850円
20㎥(3~4人家族)約4,350円約11,800円+7,450円

こうして比べてみると、都市ガスが圧倒的にお得とわかりますね!

1人暮らしでも月4,000~5,000円の差が出る!
2人以上ならさらに大きな差額!年間5万~8万円の違いも!


コストパフォーマンスを重視する方にとっては、やはり都市ガスの方がおすすめです!

賃貸物件を選ぶ際のポイント

✅ 都市ガスの物件を選ぶべきケース

  • ガス代を抑えたい人(月々の光熱費を節約したい)
  • 都市部に住む人(都市ガスが普及している地域)
  • 長期的に住む予定の人(年間で数万円の節約になる)

予想外の出費が多い一人暮らしにおいては、毎月必ずかかる出費はなるべく抑えたいですよね。

✅ プロパンガスの物件でもOKなケース

  • 交渉できる場合(プロパンガスの料金を事前に確認し、安い業者を選べるならOK)
  • どうしてもその物件に住みたい場合(立地や家賃が魅力的)
  • ガスをあまり使わない人(お風呂をほぼ使わず、料理もしない)

費用の高さにかかわらず、どうしても気に入ってしまった物件なら住みたい!一人暮らし用賃貸であればコンロがIHの物件も多いため、ガス代はそこまでかからないかも。

まとめ

一人暮らしの賃貸物件を探すなら、都市ガスの物件を選ぶのがベスト!

💡 理由

  • 毎月のガス代が約4,000円も安くなる
  • 都市部では都市ガス物件が多く選びやすい
  • プロパンガスの物件はガス代が高く、生活費がかさむ

ただし、どうしてもプロパンガスの物件に住む場合は、 ✅ ガス料金を事前に確認するお風呂やガスの使用量を抑える工夫をする などで対応しましょう。

賃貸物件選びは家賃や立地だけでなく、光熱費も重要なポイント。ぜひガスの種類もチェックして、賢くお部屋探しをしてくださいね!


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